「おかえりモネ」第1週完成 清原果耶起用に番組CP確信「間違いなかった」“新境地”の快活さに驚きも

2021年05月03日 00:00

芸能

「おかえりモネ」第1週完成 清原果耶起用に番組CP確信「間違いなかった」“新境地”の快活さに驚きも
今月17日にスタートする次期連続テレビ小説「おかえりモネ」のヒロインを務める清原果耶(C)NHK Photo By 提供写真
 女優の清原果耶(19)がヒロインを務める次期NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は今月17日にスタートする。このほど第1週試写が行われ、制作統括の吉永証チーフプロデューサー(CP)がオンライン取材に応じた。女優の安藤サクラ(35)がヒロインを務めた2018年後期「まんぷく」以来、子役なしの“本役”スタート。第1週は、吉永CPも驚いたという従来のイメージを覆す“弾けた清原”も注目される。
 朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」などやテレビ東京「きのう何食べた?」などで知られる安達奈緒子氏氏が手掛けるオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音(ももね)の愛称。1995年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米(とめ)で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描く。

 第1週(17~21日)は「天気予報って未来がわかる?」。宮城県気仙沼市の離島・亀島で育った永浦百音(清原)は2014年春、、高校卒業を機に、内陸の登米市の大山主・新田サヤカ(夏木マリ)の家に下宿。森林組合の見習い職員として働き始める。ある日、人気気象キャスター・朝岡覚(西島秀俊)が東京から登米を訪れ、町は大騒ぎに…という展開。

 モネは「明るく伸びやかな性格」だが「思うところあって」高校卒業と同時に故郷と家族から離れたというキャラクター。吉永CPは「繊細な人物を描く安達さんの脚本を生かすには、台詞の背景にある気持ちをいかに伝えられるかが大事。そういうお芝居ができる人にヒロインを託したいと思っていました。モネは単純に元気なだけじゃなく、思い悩む部分もあります。清原さんはモネの人物像を的確に、深いところまで表現してくださっていて、ヒロインをお願いして間違いなかったと思います」。第1週完成を迎え、確信した。

 第1週には、モネがキャスター・朝岡を癒やしの効果や病気の予防効果が科学的に裏付けされた森林浴「森林セラピー」に案内し「ラフターヨガ(笑いヨガ)」(笑いと深呼吸による健康体操)を行う場面も。

 19年前期の朝ドラ100作目「なつぞら」のヒロイン・奥原なつ(広瀬すず)と生き別れた妹・千遥役など「どちらかと言えば、これまでの清原さんはナイーブな役を演じることが多かったと思いますが、森林セラピーで笑うシーンなど、1週目はそのイメージを裏切るような、ある種、弾けたような、モネの快活さが非常によく出ていて素晴らしいと思いましたし、ビックリもしました。森林セラピーの振り切った演技などは、これまでの清原さんとは違う一面が見えると思います」と吉永CPは清原の“新境地”に太鼓判を押した。

 本役スタートについては「特に朝ドラの作り方にルールがあるわけじゃないですから、そこはあまり意識していません。2014年から物語が始まる現代を扱うドラマなので、現代のヒロインから見ていただいて、その成長を視聴者の皆さんに一緒に感じていただければと思います」。第1週からモネとキャスター・朝岡が出会うが「まずモネが何かしら天気に興味を惹かれ、天気には何かしらの可能性があることに気付くところからスタートしたいと思っていました。それには、どういう形がいいのか、誰と出会うのがいいのか考えて、この第1週になりました」と説明した。

 朝ドラには子役起用の魅力もあるが、「おかえりモネ」は本役&運命の出会いからスタートダッシュを図る。
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