名人戦 1勝1敗で迎えた第3局は相矢倉 2枚銀の斎藤に渡辺は角で対抗 天王山を巡り、早くも攻防
2021年05月04日 18:56
芸能
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初手から快調に指し手を重ねた両者。31手目、斎藤が銀を4段目へ進出させ、急戦矢倉を志向する。さらに天王山へ歩を突き出し、開戦を告げると、さらに銀を進出させて挑戦者らしい積極性を指し手に示した。
午後はさらに角道を通して2枚銀による中央制圧を目指す斎藤に対し、渡辺も角を4段目まで進出させ、斎藤の飛車をにらむ迎撃態勢を敷いた。午後3時ごろに渡辺が1時間4分、すると斎藤も1時間12分と長考を重ね合い、持ち時間9時間の名人戦らしい濃密な時間が経過した。
前日3日、現地での開幕式。「3局目4局目と進むと1局の重みが増してくる。精一杯頑張りたい」と渡辺が意気込みを語った。現地には今回も体重計を持ち込み、食事前後にこまめにチェック。「ビール1杯飲むかどうかを決める。それが分からないと物が食べられない」と厳しい自己管理術を披露した。
斎藤は「第3局は大きな一番。自分としてもより一層準備して臨みたい」と抱負を語り、料理を趣味とするグルメだけに「名古屋は大好きな街。(食事の)選択肢も多く、それを考えられるくらいリラックスしている」と笑顔で語った。
昼食には「浅ひろ」の味噌煮込みうどんとライスを注文した渡辺に対し、斎藤は「大須万松寺 五代目橋本」の最高級黒毛和牛ロースビフテキとヒレカツをチョイスした。