じょっぱり魂で乗り越えた!!現役慶大生女優・駒井蓮 単独初主演映画で津軽三味線9カ月猛特訓

2021年05月05日 05:30

芸能

じょっぱり魂で乗り越えた!!現役慶大生女優・駒井蓮 単独初主演映画で津軽三味線9カ月猛特訓
地元青森オールロケの映画「いとみち」で初主演した駒井蓮(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 現役慶大生の女優・駒井蓮(20)が単独初主演映画「いとみち」(監督横浜聡子、6月25日公開)で津軽三味線に挑戦している。生まれ育った青森・津軽地方でオールロケが行われた作品で、津軽弁のなまりが強く人見知りな女子高生、いと役。三味線は全くの初心者で「音が鳴らなくて、一時期は本当に自暴自棄になったこともありました。でも、弾くしかないので、ただただ練習。9カ月間、ずっと三味線と一緒に過ごしていました」と、持ち前のじょっぱり(津軽弁で意地っ張り)魂で乗り越えた。
 いとはメイドカフェでのアルバイトを通して成長し、クライマックスでは「津軽あいや節」を演奏。2分半ほどのシーンで、カット割りの関係で30回以上弾いたが「NGはなかったと思います。やってきて良かった」と胸を張る。

 製作サイドが津軽弁ができる女優を探していたところ、同地方の平川市出身の駒井に白羽の矢が立った。「ピンポイントで知っている街の風景が切り取られる。一つの夢でもあったので、とてもうれしかった」と振り返った。津軽弁について「東京に住んで5年くらいたつので、戻すのが大変でした」と照れ笑い。それでも、青森市出身の横浜監督と打ち合わせの時から津軽弁で話すなどして徐々に感覚を取り戻していった。

 撮影で初めて“津軽富士”と呼ばれる岩木山(1625メートル)に登って故郷を見渡し「本当にきれいで、いい場所に生まれたんだと思いました」と笑顔。青森では6月18日に先行公開されるが「県外の方にもどこか故郷に帰るような気持ちで見ていただけたら」と期待に胸を膨らませた。

 ◇駒井 蓮(こまい・れん)2000年(平12)12月2日生まれ、青森県出身の20歳。14年「ポカリスエット」のCMでデビュー。「ニコラ」の専属モデルを経て、16年「セーラー服と機関銃―卒業―」で映画初出演。18年の映画「名前」に津田寛治とダブル主演。20年のアニメ映画「音楽」では声優を務めた。

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