名人戦第3局2日目 両者右桂が5段目に跳ね合い、殺気をはらんだ中盤戦に 1勝1敗から抜け出すのは?

2021年05月05日 12:49

芸能

名人戦第3局2日目 両者右桂が5段目に跳ね合い、殺気をはらんだ中盤戦に 1勝1敗から抜け出すのは?
渡辺明名人(提供・日本将棋連盟)  Photo By 提供写真
 渡辺明名人(37)=王将、棋王の3冠=に斎藤慎太郎八段(28)が挑む第79期名人戦7番勝負の第3局は5日、名古屋市の万松寺で2日目が指し継がれ、後手渡辺の封じ手はほぼ2択のうち、進出した斎藤銀を後退させる打ち歩だった。1日目午後に続いて天王山周辺を巡る押し引きが続き、比較的穏当な指し手が続いた。
 昼食休憩前、お互いの右桂が5段目に跳ね合って敵陣を直射した。急戦矢倉特有の中盤から終盤戦が短い、殺気をはらんだ展開になった。

 持ち時間では、59手目に53分など小刻みに時間を使った斎藤が1時間以上短くなっている。昼食の注文は渡辺が「握り寿司御膳(さび抜き)」(寿し半)、斎藤が「特上うなぎ丼」(澤正)。

 1勝1敗で迎え、勝った側がシリーズの主導権を握る。夕方、決着予定の第3局で、抜け出すのは果たしてどちらだろう。
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