ディーン・フジオカ 大河ドラマで再び演じる五代は「ワイルド」

2021年05月07日 08:30

芸能

ディーン・フジオカ 大河ドラマで再び演じる五代は「ワイルド」
NHK大河ドラマ「青天を衝け」で五代友厚を演じるディーン・フジオカ(C)NHK Photo By 提供写真
 NHK大河ドラマ「青天を衝け」で明治時代の実業家・五代友厚役を演じる俳優のディーン・フジオカ(40)がこのほどリモート合同取材会を行った。
 五代を演じるのは、NHK連続テレビ小説「あさが来た」(15年放送)以来、6年ぶり。脚本は同じ大森美香氏で、同じ役柄だが「撮影初日から、アプローチが違うのを感じた。だいぶワイルド。新しいことに挑戦しているワクワク感がある」と“新・五代”を強調した。

 五代は主人公の渋沢栄一(吉沢亮)と同じ時代を駆け抜ける人物。薩摩藩士で、明治維新後に大阪で官職に就き、造幣寮(現造幣局)や大阪商法会議所(現大阪商工会議所)などを設立。その後、民間でも多くの会社設立に関わって大阪経済の近代化に尽力した。

 「あさが来た」では主人公のあさ(波瑠)を支えて「五代様」と称されたが、ディーンは「朝ドラと大河の性質上、フォーカスする部分が違う。全く違うプロジェクトだと思って接している。さらにやりがいがある」と説明。この作品での人物像に関して「日本の近代化の中で『西の五代』『東の渋沢』と両極を成す役割であることが明確に打ち出されている。お互いに競い合うことで高め合う。古いしきたりや形骸化したものをさわやかに捨て去る」と話した。

 登場は9日の放送から。最初の場面について「意外にワイルドだなと思った。ここまで野性味あふれるというか、形にはまらないキャラクターとして描かれるのかと思い、ワクワクした。『本当に、いいんですか?』と聞いてしまったくらいで、ここまで解放していいんだと思った。朝ドラの時には、こういう演出はなかった」と明かした。髪形や衣装も朝ドラの時とは異なり、セリフは薩摩弁や外国語を使うという。

 大河出演は初めてで「1度は経験したかったので念願がかなった」と喜びもひとしお。その役が五代だったことについては「五代さんという存在との不思議な縁を感じた。お話をいただいた時は素直にうれしかったし、興奮した」と語った。
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