ディーン・フジオカ 大河ドラマで再び演じる五代は「ワイルド」
2021年05月07日 08:30
芸能
五代は主人公の渋沢栄一(吉沢亮)と同じ時代を駆け抜ける人物。薩摩藩士で、明治維新後に大阪で官職に就き、造幣寮(現造幣局)や大阪商法会議所(現大阪商工会議所)などを設立。その後、民間でも多くの会社設立に関わって大阪経済の近代化に尽力した。
「あさが来た」では主人公のあさ(波瑠)を支えて「五代様」と称されたが、ディーンは「朝ドラと大河の性質上、フォーカスする部分が違う。全く違うプロジェクトだと思って接している。さらにやりがいがある」と説明。この作品での人物像に関して「日本の近代化の中で『西の五代』『東の渋沢』と両極を成す役割であることが明確に打ち出されている。お互いに競い合うことで高め合う。古いしきたりや形骸化したものをさわやかに捨て去る」と話した。
登場は9日の放送から。最初の場面について「意外にワイルドだなと思った。ここまで野性味あふれるというか、形にはまらないキャラクターとして描かれるのかと思い、ワクワクした。『本当に、いいんですか?』と聞いてしまったくらいで、ここまで解放していいんだと思った。朝ドラの時には、こういう演出はなかった」と明かした。髪形や衣装も朝ドラの時とは異なり、セリフは薩摩弁や外国語を使うという。
大河出演は初めてで「1度は経験したかったので念願がかなった」と喜びもひとしお。その役が五代だったことについては「五代さんという存在との不思議な縁を感じた。お話をいただいた時は素直にうれしかったし、興奮した」と語った。