井田明宏四段がデビュー戦で白星 「当面の目標は五段昇段」 奨励会時代は藤井聡太2冠に3勝3敗
2021年05月07日 19:00
芸能
昇段を決めてから2カ月。棋士会によるリモートのイベントに出演するなど、奨励会時代にはなかった経験を積んでいる。小学5年から19歳まで過ごした京都市で応援してくれる人も増えたと言い、励みになっている。
池永天志五段(28)、古森悠太五段(25)、冨田誠也四段(25)。同じ小林健二九段門下には年齢の近い棋士が多く、ネットでの研究会も共にする。「新人賞を獲った池永らと競い合ってほしい」と小林も期待。池永は昨年度35勝15敗、勝率・700の好成績で渡辺明王将(37)=名人、棋王との3冠=や藤井聡太2冠(18)=王位、棋聖=も獲った新人賞に輝いた。
「頑張りたい。当面の目標は五段昇段です」と井田。奨励会では追い抜かれたが、藤井との対戦成績は3勝3敗という。昨年7月、藤井が初タイトルを大阪でつかんだ第91期棋聖戦5番勝負第4局で記録係を務めて10カ月。再び同じ舞台に立ち、再戦の日を心待ちにした。