光浦靖子 ブスいじりに本音「あらがうことなく流れに任せるのがお笑いかな」
2021年05月24日 13:44
芸能
愛知県から大学進学のため、10代で上京した光浦は、当時のお笑いライブで見た光景を覚えているという。「ブサイクだとか、バカ、頭が悪いとか、実家が貧乏だというフリートークをしている人たちが、中央でスポットライトを浴びて輝いてて、一番そのステージでかっこいい人ってなっていたのを見て、目からうろこで」。以前は「田舎におる時なんて、自分がブスですなんて口にも出せないし、言ってもいけないこと、隠さなきゃいけないこと」と思っていたが、それをむしろ武器にして活躍している芸人たちの姿に感銘を受けたという。「大逆転の大貧民みたいに、ボロボロって変えるのがお笑いだと思った時に、私は『すばらしい。ユートピアだ』と思って」と振り返った。
容姿いじりをめぐる風潮の変化に、光浦は「すごくいい世界だと思ってやってきたけど、どこかで社会とのひずみとか見せ方とか、過度な見せ方をして、狂っていっちゃったのかなと」とこぼしていた。