深田恭子代役に比嘉愛未「大きなお役目を頂戴致しました」、フジ7月期ドラマ「推しの王子様」
2021年05月29日 05:00
芸能
同局関係者によると、深田の降板が制作陣に知らされたのは休養発表の数日前。それを受け、制作スタッフが代役探しに奔走した。ドラマの企画を理解し、スケジュールの都合もつく女優を探す中、比嘉に白羽の矢が立った。今作の企画を担当した同局編成部の狩野雄太氏は「このようなタイミングで快くお引き受けくださった比嘉愛未さんには深い感謝の念しかございません」としている。
別の関係者によると、クランクインは6月初旬を予定。今後、共演者との調整を経て撮影スケジュールを決めていくという。ドラマのスタートも当初の予定通り7月中を目指している。
比嘉が演じるのは、女性向け恋愛ゲームを制作するベンチャー企業の女性社長役。共演は俳優の渡邊圭祐(27)が務める。主人公の女性社長が、容姿だけ完璧で内面が無気力な青年(渡邊)を理想の男性に育て上げる恋愛コメディーだ。比嘉にとっては初の社長役になる。
比嘉は「皆さんの日常を明るく照らす作品になるよう最後まで全力で努めてまいります」と抱負。深田に向けて「一日も早いご回復を願っております」と気遣った。渡邊も「深田さんが健やかにお過ごしになられるよう心よりお祈り申し上げます」とした。
《沢尻エリカ→川口春奈、天海祐希→宮沢りえ》昨年放送のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」では、帰蝶役の沢尻エリカ(35)が薬物事件を起こし、放送前に降板。川口春奈(26)が代役を務めた。2013年には、天海祐希(53)が主演舞台「おのれナポレオン」を軽度の心筋梗塞のため降板。急きょ主演に抜てきされた宮沢りえ(48)は、わずか2日の稽古で公演を全うした。74年の大河ドラマ「勝海舟」では、主演の渡哲也さんが病に倒れ降板。10話以降は松方弘樹さんが引き継いだ。