柳楽優弥 史上最年少でのカンヌ主演男優賞後の苦悩「せりふって覚えなきゃいけないんだ」

2021年05月29日 14:37

芸能

柳楽優弥 史上最年少でのカンヌ主演男優賞後の苦悩「せりふって覚えなきゃいけないんだ」
柳楽優弥 Photo By スポニチ
 俳優の柳楽優弥(31)が28日放送のTBS「A-Studio+」(金曜後11・00)に出演。14歳の史上最年少で「第57回カンヌ国際映画祭」での最優秀主演男優賞受賞後に待ち受けていた苦悩を明かす場面があった。
 2004年に、主演した映画「誰も知らない」(是枝裕和監督)の演技で「第57回カンヌ国際映画祭」にて史上最年少かつ日本人で初めての最優秀主演男優賞を14歳で受賞し、一躍脚光を浴びた柳楽。当時について「演技ができない子どもがキャスティングされてたり、台本がない状態で現場に行くっていう、特殊な撮影方法だった」といい、「その後、せりふって覚えなきゃいけないんだ!ってところから始まって、お芝居するってことを始めるのは割と大変な体力だなって(思った)」とその後の苦労を振り返った。

 転機となったという映画「許されざる者」(李相日監督、2013年)でかなり鍛えられたという。1カット100回ほどのテイクを重ねたこともあったといい、柄本明さんとか渡辺謙さんと佐藤浩市さんを目の前にして何十テイクもやるので、もうどんどん委縮して。(原因は)僕なんですよね、歩き方とか、せりふ話す前なんですよね」と苦笑。「やっぱり怖かったですし、このまま、死ぬのかなみたいな。申し訳なくて。寒いですし…途中から寒さとか感じないんです。緊張して震えているのか、寒くて震えてるのか、どっちかわからない」と苦しんだ過去を明かした。

 多くの映画、ドラマに主演し、今でも第一線で活躍し続けているが、「最近、より感じるのは公開される初日とか、そういうタイミングで、『ああ、楽しい』とか達成感みたいなものを感じるかもしれないけど、撮影している最中ってやっぱり大変ですよね」としみじみ。公私ともに充実した毎日を送っているというが、「演技とか映画も好きでやらせてもらえていますし、これからも満足せずに、もっといい作品で出たいという気持ちをこれからも持っていきたい」と前を向いた。
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