博多華丸 役者として新境地「羽世保スウィングボーイズ」 タップダンスは朝ドラ見ながら練習も

2021年06月02日 10:04

芸能

博多華丸 役者として新境地「羽世保スウィングボーイズ」 タップダンスは朝ドラ見ながら練習も
<博多座・羽世保スウィングボーイズ取材会>合同取材会で舞台の見所を語る博多華丸(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多華丸(51)が、福岡市の博多座で公演される「羽世保スウィングボーイズ」で座長を務める。役はタップダンスと和太鼓に励む、造船会社の腕利きの溶接技師!7月16日の初日に向けて初挑戦のタップダンスと和太鼓を猛練習中だ。博多座4度目の主演舞台にかける意気込みを語った。
 
 華丸が役者として新境地を切り開く。「めんたいぴりり」シリーズ、「熱血!ブラバン少女。」で主演を務めた博多座の舞台。めんたいこ作りに情熱を注ぐ職人、吹奏楽部を率いる熱血教師を演じてきたが、今作はタップダンスと和太鼓に励む腕利きの溶接工という異色の役柄だ。「普段は芸能界で福岡と東京を溶接しています。自分がやることは初めて」と幕が開くのを楽しみにしている。

 舞台は長崎県の佐世保をモチーフする九州の架空の港湾都市「羽世保」。ジャズの盛んな街の造船会社で巻き起こるさまざまな逆境に真っすぐ立ち向かう社員の姿、家族愛を描く。華丸は「タップと和太鼓を一生懸命やっているだけ。ある意味飛沫(ひまつ)がない。コロナ禍にはもってこいの舞台ではないかな」と語った。

 タップダンスは昨年10月から2週に1度のペースでレッスンを受けている。「全然できましぇん。今年で51になったので脳と体がついていかない。伝達が遅れる」と苦笑い。練習ではタップの音が鳴らず空振りすることもあるという。「先生が言うには、場数というか、繰り返すしかないと言われました。野球の素振りをしている感じですね」。レギュラーで出演しているNHK「あさイチ」の本番前に、朝ドラを見ながら練習することもあるという。

 和太鼓にも初挑戦する。「SEGAの(ゲーム)太鼓の達人しか経験がない」ということで、こちらも専門の先生からの指導を受けているという。「一からというより、ゼロからのスタート。初日に乞うご期待という感じですかね」と話した。

 博多座での座長は2年ぶり4度目で「3回目(の公演の功績)が認められたということかな」と感慨深げ。地元・福岡への思いは特別だ。「博多座の公演をちゃんと務め上げることが、博多に帰るためのスタンプラリーをしているみたい」と話し、「一回でも失敗したら全部剥奪されると思って恐怖に感じながらやっていますよ」と表情を引き締めた。
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