橋下徹氏 18~19歳の犯罪厳罰化の改正少年法に「被害者の立場に立って賛成」
2021年06月03日 17:19
芸能
橋下氏は、一般的に少年が可塑性(更生しやすい)に富むとして、処罰よりも更正、教育を重視されてきたと説明した。一方で、私見として「僕はいくら少年が元に戻りやすい、更正しやすい性質があるといっても、一定のラインを超えたら、被害者側、ご遺族側の感情にもきちっと答えるラインがあるだろうと思っている」とコメント。「年齢に関係なく、取り返しの付かないことをやってしまった場合、殺人とかそういう場合には、18歳、19歳じゃなくて、その前(の年齢)から厳罰化をと言い続けてきた」と続けた。法曹界でも意見が割れるところだといい、「これは正解がないけど、僕はご遺族、被害者の立場に立って、厳罰化には賛成の立場です。いろんな意見があります」と話した。
改正少年法では、これまで禁じられてきた実名報道や写真掲載も可能になり、加害者が少年法で守られる場合が減る。抑止効果について、橋下氏は「僕はならないと思う。強行犯、殺人とかに関しては、いくら厳罰にしても、やることはやってしまうんですよね」とコメントした。立川の事件については「この事件が猟奇的かどうか分かりませんけど」としつつ、「猟奇的になればなるほど、罪なんか関係ないんです」と話した。
少年法の厳罰化について橋下氏は、「あくまでもご遺族側の感情」とした。「実名報道も、ご遺族の方が『加害者の名前を出してほしい』ということであれば実名報道をすればいいし、『自分たちにも関係することだから、そこは伏せといて下さい』と言えば、被害者側の意向をくんで、実名報道をやめればいい。被害者側の意見が最大限に尊重されるべき」と、被害者や遺族に寄り添った施行を期待した。