加山雄三が聖火ランナー辞退 「手放しに開催を喜ぶことは僕は出来ません」 57年分の思いも吐露

2021年06月09日 18:08

芸能

加山雄三が聖火ランナー辞退 「手放しに開催を喜ぶことは僕は出来ません」 57年分の思いも吐露
歌手の加山雄三 Photo By スポニチ
 俳優で歌手の加山雄三(84)がランナーを辞退したことが9日、分かった。神奈川県が発表した。加山は自身の公式サイトでコメントを発表した。28日に藤沢市内を走る予定だった。
 コメントは以下の通り。

 僕はスポーツが大好きです。
 前回の1964年東京オリンピックの時、僕は黒澤明監督の映画『赤ひげ』の撮影をしていました。
 毎日撮影で缶詰状態。観戦したり応援することがほとんど出来ず悔しい思いをしました。
 あれから57年──。
 今回の東京オリンピックこそ、心から応援し、また自らも盛り上げたい気持ちでいっぱいでした。
 しかしながら今改めてこの世界の状況を見た時、手放しに開催を喜ぶことが僕は出来ません。
 一度はお引き受けをした聖火ランナーですが、そして直前になってしまいましたが、勇気を持って僕は辞退いたします。
 今は、することもやめることも勇気が必要だと思います。
 僕にとってひとつの夢であった聖火ランナーを辞退することは残念でなりません。
 大会関係者の皆さまのご尽力はもちろん、選手のみなさんのこれまでのご努力は並々ならぬものと存じますが、
 僕なりの決断をどうかご容赦ください。

 加山雄三
 
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