橋下徹氏 五輪開催の基準示さぬ政府に「絶対にできない基準くらいは言って、頑張っていきましょうねって」
2021年06月13日 14:15
芸能
橋下氏は「菅政権の1番の国民の納得を得られていない原因は、専門家の皆さんの議論を踏まえてオープンにすること」と指摘し「尾身さんの意見に反対の意見もあると思うんです。でもそれを表でやらずに僕ら報道で見る限り、“尾身さんの意見は無視しろ”だとか“五輪の開催の是非については権限がないんだから言うな”とかそういう声ばっかりがいろいろな所から聞こえてきて不信感が増長されるんで、これは表で尾身さんの意見もあるけれども、これに反対する学者の意見もいっぱいあるわけですよ。無観客でやればそんなに実施した場合とあんまり感染の状況は変わらないとかいろんな意見があるわけですから表でやってもらいたい」と自身の思いを述べた。
そして「こういう場合はやらないでしょっていうラインがあると思う。感染者数の増え方とか病床のひっ迫率とか。そこを何にも出さずにバッハさんと同じようにとにかくやるやるって言うだけではモヤモヤ感が払しょくしないと思うんですよね」とし、「僕らもばかじゃないんで、政府与党は基準を示してしまうと手足縛られてしまうから、フリーハンドを得ておくために絶対に基準を言わないと、そういうふうに感じてしまう。絶対できないラインはあるはずなんで、そこの基準くらいは言って、そうならないようにみんな頑張っていきましょうねっていうのが政治のメッセージだと思う」と自身の考えを述べた。そして「国民の営業の自由を止める状況で五輪をやるというのはないですよね。飲食店から何からいろんなところの営業を止めておいて、片やこっち側で五輪ってこれだけは絶対にやめてもらいたい。やるんだったら両方とも国民の営業も認めるべき」と強調した。