「ちむどんどん」原田美枝子 47年ぶり朝ドラ「ほとんど初めて」黒島結菜の壁に?伊料理店オーナー役
2021年06月15日 12:00
芸能
映画「パッチギ!」「フラガール」など知られ、14年後期の朝ドラ「マッサン」を手掛けた羽原大介氏(56)がオリジナル脚本で約8年ぶり2度目の登板。1960年代に沖縄本島北部「やんばる地方」のサトウキビ農家に生まれた暢子は沖縄本土復帰の72年、子どもの頃に心を奪われた西洋料理のシェフを目指して上京。「東京で沖縄料理の店を開きたい」と夢を抱く。
原田が演じるのは、暢子が勤める東京のイタリアンレストランのオーナー・大城房子役。戦前からの叩き上げの料理人。料理、食文化などについての圧倒的な知識と人間力で店に独裁的に君臨し、暢子の前に立ちはだかる。実は、暢子の家族と深い因縁も秘めている。
原田は「大城房子は横浜生まれの沖縄移民2世で、1970年代では、まだ少なかったイタリアンレストランのオーナーです。精神的にも経済的にも自立し、『食』だけでなく『文化』や『哲学』にも造詣が深い、強くて聡明な房子を魅力的に演じられるようにと、今から楽しみにしています」と抱負。
前回の朝ドラ「水色の時」は大竹しのぶ(63)がヒロイン。北アルプスに囲まれた信州松本を舞台に、医学部を目指す高校生の娘・松宮知子(大竹)と看護師として働く母・松宮房子(香川京子)の心の交流を描いた。この作品から、1年間だった放送期間が現行の半年間になった。
原田は「40年以上前になりますが、大竹しのぶさんの『水色の時』という作品に出演しました」と振り返り「ほとんど初めてのようなものです。見てくださった方が気持ちよく1日を始められるようなドラマになるといいと思います」とした。
沖縄については「斎場御嶽、久高島、読谷村、美ら海水族館」「ソーキそば、島らっきょう、泡盛の古酒」と好きな場所や食べ物を挙げ「以前、着物の取材で、福木染めの着物を着せていただきました。かつては王族の方しか着られなかったという福木染めの絹織物の深い色合いが、とても素敵でした」と思い出を明かした。