奥野壮 車いす特撮ヒーロー役に挑戦、26日NHKでスタート「仮面ライダージオウ」から“変身”
2021年06月26日 05:00
芸能
撮影に向けて筋トレを重ね、6キロ増量するなど肉体改造。1カ月前からは実際の選手とともに練習し「僕はトラックを400メートル走るだけできつかったけれど、皆さんはずっと走り続けていた。驚異的な身体能力と精神力を感じました」とアスリートの凄さを体感した。初歩的なところから技術指導を受け「アドバイスを生かして、リアルな選手を自分も演じることができた」と自信をのぞかせた。
自宅では車いすで生活し役作り。「視線が普段と違って、何げなく冷蔵庫の上に置いたものが取れなかったり苦労は多かったです。少しの段差も怖かったですし、バリアフリーの重要さも感じました」と振り返った。
奥野はテレビ朝日「仮面ライダージオウ」(18年放送)の主人公で俳優デビュー。当時の経験が今回の撮影にも存分に生かされており「戦闘シーンのアフレコや転がり方などは経験があったからこそうまくでき、より良い作品にすることができた」と語った。
パラスポーツと特撮が合体した新感覚の物語。「特撮というコンテンツを通してパラスポーツの面白さを知ってもらいたい。2つの面白さが合わさっている素敵な作品なので、いろんな方に届いてほしい」と願った。(糸賀 日向子)
◇奥野 壮(おくの・そう)2000年(平12)8月21日生まれ、大阪府出身の20歳。17年「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で、フォトジェニック賞と明色美顔ボーイ賞をダブル受賞。18年7月「男劇団 青山表参道X」加入。主演映画「灰色の壁~歯車~」が今年公開予定。特技はクラシックバレエ。血液型A。