なべおさみ 公演成功を祈願「82歳。元気で頑張ってるという姿を同時代を生きた方々に届けたい」

2021年07月01日 15:41

芸能

なべおさみ 公演成功を祈願「82歳。元気で頑張ってるという姿を同時代を生きた方々に届けたい」
特別公演「吹けば飛ぶよな男だが」の発表会見に臨んだ(左から)堀川絵美、青野敏行、なべおさみ、末成映薫、なべやかん Photo By スポニチ
 19年から吉本興業所属の俳優・なべおさみ(82)が1日、大阪ミナミの「難波八阪神社」で、9月に四国4県で開催する一座特別公演「吹けば飛ぶよな男だが」の成功を祈願。なべは「気がついたら82歳。まだ元気で頑張ってるという姿を、同じ時代を生きた方々にお届けしたい」と意欲をみせた。
 1968年に上映された山田洋次監督(89)の松竹映画「吹けば飛ぶよな男だが」で、主役を務めて俳優としての地位を確立したなべ。今回、同名映画をモチーフにし「先生に直接お会いして許可をいただいた」と山田監督の協力を得て原案、演出を担当。人情喜劇に仕上げた。

 なべは、会見には山田監督の映画「男はつらいよ」で寅さん役として人気者となった渥美清さん(96年、68歳で死去)との交友を披露。渥美さんからもらったスーツ、腹巻きを着けて登場。「渥美さんから『いつかは寅さん風の舞台をやってね』と言ってくれた。渥美さんのことが頭にあって、寅さんを尊敬する男がここにいる」とPRした。

 息子のなべやかん(50)とは舞台で初共演。会見でのツーショットも14年に結婚した際の会見以来だそうで「芸歴30年ですが、父と絡むのはワイドショーばかり」とやかんは笑わせ、「家族が芝居を観に来るとあがってダメだった。共演そのものも、実は嬉しい気持ちはない」となべは頭を掻いた。

 共演する末成映薫(74)は3月に新型コロナに感染したが「何ともない」と完治をアピール。緊急事態宣言で舞台の数も減っており「お客さんを笑わせる喜びを改めて感じてます。歌も歌うそうなんで」と舞台を楽しみにしている。

 9月18日の徳島の脇町劇場オデオン座を皮切りに、高知、香川、愛媛など四国全県で15公演を開催。その後、全国展開する予定だ。
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