全国制覇8度、強豪相撲部に進学 1メートル68最小兵の石本龍士「両親を喜ばせたい」インターハイの夢

2021年07月03日 10:00

芸能

全国制覇8度、強豪相撲部に進学 1メートル68最小兵の石本龍士「両親を喜ばせたい」インターハイの夢
全国制覇8回を誇る強豪・新潟県立海洋高校相撲部2年生の石本龍士に密着した(C)TBS Photo By 提供写真
 今まで全国制覇8回を誇る新潟県立海洋高校相撲部2年生の石本龍士が3日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5・00)に出演し、インターハイ出場を懸けた戦いと家族の思いに密着した。
 これまで海洋高校は大相撲の世界に7人の力士を輩出し、最近では3年連続で力士が誕生している。相撲部を指揮する田海哲也監督(60)は就任して15年間の間に全国制覇を成し遂げた名将。そんな名将の元で成長したいと、海洋高校には、全国各地から選手が集まる。

 その中でひと際情熱を持った選手がいる。それが身長1メートル68、体重69キロと部員の中で一番小柄な石本だ。石本は「小っちゃい力士が大きい力士に勝つには怖さなんて言ってられないって自分で思ったんだと思います」と、全体練習を終えても1人で黙々と練習に励む。

 石本の地元は大阪府。小学4年生の時、同じ大阪府出身の豪栄道に憧れて相撲を始めた。しかし体の小さかった石本は負けてばかり。勝ちたい一心で家でも父親と練習を繰り返した。父は「一緒に朝、胸を出してやっていくのが僕の仕事。小学校から中3までずっとやってた」。その努力が実り中学3年生最後の大会で優勝。その時に両親は涙を流して喜んだ。

 「もっと強くなりたい」。その思いを胸に海洋高校への進学を決めた。強い覚悟を持ち親元を離れていった息子に母は「結果を出すと決めて海洋に行ったので、彼のその覚悟も私もわかるし、私たちも覚悟を決めて出したので応援してます」と背中を押している。

 石本は両親への恩返しのためにどうしてもかなえたい目標がある。それは「インターハイ出場」。昨年はコロナ禍で中止、今年2年生で初めての挑戦。石本は「自分の大きな夢。良い結果を出してお母さん、お父さんを喜ばせたい。何が何でも出場したいって気持ち」と、80キロ以下級での出場を目指す。運命のインターハイ予選、その結末はいかに。

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