「筆談ホステス」斉藤里恵氏 聴覚障がい者として初の都議に 区議時代には議会も活動支援
2021年07月05日 17:30
芸能
議会局によると、傍聴者向けに本会議場には手話通訳者付きのモニターが設置されている。加えて本会議の傍聴席や委員会には難聴者補助設備(ヒアリングループ)の用意もされている。斉藤氏の議員活動についてどのように対応していくか注目される。
斉藤氏が2015年に北区議選に初当選した際、同区議会が活動を支援する音声自動変換システムを導入。議会や委員会での発言を文字に変換し専用のタブレットに表示するもので、当時は全国で初めての試みとして話題になった。また、議員控え室内のドア近くにパトランプも設置。職員が入室する際にノックしても斉藤氏が聞こえないことから、ドアの前に取り付けたボタンを押して緊急時には赤、通常時には青のランプをそれぞれ点灯させることで、部屋にいる斉藤氏に伝える工夫をした。
今回の選挙戦では斉藤氏自身が自動音声認識ソフトをスマートフォンにインストールして有権者やスタッフらとのコミュニケーションに活用。相手に答える際にはスマホで文字を打ち込んだり筆談で対応していた。