夏木マリ“リアル湯婆婆”に!舞台「千と千尋…」、映画から20年「ついに来たな、という感じ」
2021年07月08日 04:00
芸能
製作側は夏木について「湯婆婆のスケール感と迫力、銭婆の包容力と説得力を持つ人」とし「映画でも声を務めているし、舞台経験も豊富。本物が目の前で生きている、という感動を与えてくれる」と舞台でも起用した理由を明かした。アニメ映画版のプロデューサーを務めたスタジオジブリの鈴木敏夫氏(73)は「湯婆婆役やらせろ!っていろんな女優さんから来たけど“夏木さんがやるからダメ!”って断りました」と信頼も厚い。夏木は会見でも開口一番「働け!働け!」と湯婆婆の声を披露。時を経てもなお、その威厳は健在だった。
千尋役の橋本と上白石について夏木は「まだお会いしたことはないけど、凄く活躍している方々。どんな千尋を演じてくれるのか楽しみ」と期待を寄せている。夏木自身、帝国劇場の舞台に立つのは今作の翻案・演出を行うジョン・ケアード氏が携わったミュージカル「レ・ミゼラブル」以来約20年ぶり。「帝劇にはもうご縁がないと思っていた。今回ジョンが新しい世界を見せてくれると思うとワクワクします」と笑みを浮かべていた。全ての役はダブルキャストで上演される。
《ジブリ新作映画「アーヤと魔女」仕上がり自信》スタジオジブリの新作映画は「アーヤと魔女」(8月27日公開、監督宮崎吾朗)で、ジブリ初の3DCG作品となる。鈴木プロデューサーは会見で「びっくりするくらいいい作品になった。たくさんの人に楽しんでほしい」とアピールした。孤児の少女が魔女との出会いで始まるファンタジー作品。女優の寺島しのぶや俳優の豊川悦司らが声優を務める。