東国原英夫 五輪無観客浮上に政府の焦燥を指摘「『これは衆院選で負けるぞ』って、慌てて」

2021年07月08日 16:22

芸能

東国原英夫 五輪無観客浮上に政府の焦燥を指摘「『これは衆院選で負けるぞ』って、慌てて」
東国原英夫 Photo By スポニチ
 元衆院議員でタレントの東国原英夫(63)が8日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、東京五輪の観客問題について語った。
 開催地の東京では新型コロナの感染者増が止まらず、緊急事態宣言が再発令の見通し。東京五輪も原則無観客で開催される可能性が高まった。この日夜の5者協議で話し合われるとみられる。

 MCのフリーアナウンサー石井亮次(44)が「ここまで来たら完全無観客でしょう、と思っている方は多いと思う」と話すと、東国原は「埼玉とか千葉は(有観客に)して、東京だけ(無観客)とか、競技によってとか会場の規模によってとか、そんなことはやめて、一律一括、無観客っていう(べき)」と私見を披露。さらに「無観客というメッセージは2、3カ月前に出さなきゃいけなかったんじゃないかと思います」と、決断の遅さを指摘した。

 有観客にこだわり続けた政府に対しては、「国民とか都民の世論を非常に読み間違っていますよね。今回の都議選で明確に分かりましたよね」と、4日投開票の都議選の結果で五輪に対する都民の審判が突きつけられたと主張した。「『観客を入れてやってもいいですよ』というのは、自民党さんの33議席だけですよ。ほかの議席はほとんど延長、延期、中止、あるいは無観客なんです。これでつまびらかにされたんですよね」と、都議選の結果を五輪に対する都民の考えに当てはめて分析。「この世論の読みっていうのが甘いなと」とした。

 一転して無観客案が出てきたことについては、「都議選が終わって、『こんな世論だった。これは衆院選で負けるぞ』って、慌てて無観客(と言い始めた)」と推測。「こういうことをやっているから、支持率だんだん下がっていくんじゃないかなと思いますね」とも話した。

 23日の開会式まで2週間あまり。石井アナから「中止はもうさすがにないですね?」と問われると、東国原は「よっぽどのことがない限り、ないと思います」と予想した。
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