藤井聡太2冠 感想戦は「手の内隠さず」 サバンナ高橋も思わず「大丈夫?」とビックリ
2021年07月17日 19:56
芸能
有効な新手ほど秘しておきたいのが勝負師の人情。ところが、「感想戦は勝負とは別に、お互いの考えを交わし合っていくもの。今後もそのスタンスでいきたい」と持論を展開。「手の内隠さず」の姿勢は新手や戦型の開拓、引いては将棋の発展に不可欠なだけに、その心意気あるポリシーが棋界全体へ及ぼす影響も大きそうだ。
トークショーでは増量対策の必要性にも言及した。昨年高校を中退し、将棋一本の生活に入って運動量が不足気味。加えてタイトル戦では各地のごちそうが食卓に並ぶ。
「少し気にしています。食事しかないのかなと思う」。知名度と多忙さから運動をしにくい状況下、食事量を減らす以外に選択肢がないとの認識。また棋聖、王位のダブル防衛戦では年下ながら上座に座り、初手の前には駒箱を開け、駒袋から駒を取り出す役目を負う。時に駒袋をしばるヒモがきついケースがあり、「今後練習が必要です」と苦笑い。正座をして待つ立会人や来賓、ネット中継の先の視聴者の視線も意識していた。
○…祝賀会にサプライズで届けられた誕生日ケーキ。司会者から告げられるまで「うっかりしていた。当日になれば分かるが、強く意識してなかった」と藤井は笑顔を見せた。棋聖防衛に続き、王位戦は7番勝負が現在1勝1敗。25日開幕の叡王戦では挑戦者に決まり、例年10月開幕の竜王戦では挑戦者争いのベスト4まで進出する。年内4冠の可能性があるが、「序盤の指し方に課題が多い。その辺りを改善したい」と19歳の抱負を示した。