日暮熟睡男 今年も起きる!4年に1度「五輪イヤー」に登場する伝説の警察官 19日「こち亀」新作に登場
2021年07月19日 05:00
芸能
日暮のエピソードは、40年間に及ぶ週刊連載を続けた「こち亀」でも人気の企画。70年代オカルトブームからの着想で超能力を持つスーパー警官だが、その反動で長い睡眠が必要な設定とした。流行や世相の変化を秋本氏らしいギャグで表し、五輪ごとの登場ながらファンに深く愛されている。秋本氏にとってもお気に入りで、19年のスポニチ本紙取材に「僕の中で日暮が動き始め、どうすればいいか考えている」と話していた。
今月16日には日暮の話のみをまとめた特別編集本を発売。秋本氏は「1回だけ登場するキャラのつもりが、4年たつたびに読者がはがきで教えてくれて、まさかの恒例行事になりました」と感謝のコメントを寄せていた。
日暮の登場は今回で11大会連続。これは五輪選手と比べると、12年ロンドンまで10大会出場したカナダの馬術、イアン・ミラー選手(74)を上回る“新記録”。五輪と漫画はもちろん違うが、1976年の連載開始から45年で成し遂げた「こち亀」の11大会連続も立派な大記録だ。次に狙うのは12大会連続となる24年パリ大会。ただこれも3年後とイレギュラー。日暮が目を覚ますかどうか、注目される。
《ゴルゴに並ぶ?201巻発売へ》「こち亀」単行本の5年ぶり新刊となる201巻が10月4日、発売される。週刊連載終了後、不定期に発表してきた作品など10本を収録。「こち亀」は200巻で「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録に認定されたが、今月5日、さいとう・たかを氏(84)の「ゴルゴ13」が201巻を発売しギネス認定された。ゴルゴの202巻の発売時期によっては「こち亀」が並ぶ可能性があるが、関係者は「秋本先生は巻数にこだわりはないと思います」と話している。