TUBE前田「苦しい決断」「ただただ申し訳ない」 無念のスタジアムライブ中止報告で唇かむ
2021年07月20日 05:30
芸能
前田は公演前、スポニチの取材に「内心はまだ1ミリも納得できていないです」と本音を吐露。「昨年の延期を決めた際も、コロナが終息してるか不安はあるけど、みんなで1年間踏ん張ろうと確かめ合ったが、不安ばかりが的中する。今は来年仕切り直して、という気分には誰もなれていないと思う。丸2年ダメになった事を考えると、安易に来年やるとは言えない」と無念さをにじませた。ステージ上でも、「ファンもTUBEも大人。『来年またやるからね』なんて軽々しく言いません」と正直に告げた。
前田は苦境にあえぐエンタメ界全体にも思いを寄せる。「TUBEのライブはなくなっちゃうけど、もし前を向いて頑張るエンターテインメントがあるなら、その人達に笑顔を、光を向けてあげてほしい」と客席に呼びかけた。「TUBEはまたゼロから少しずつ積み重ねますから。TUBEの芽が出たら水を、光を、与えてもらえたら」と語り、「僕らも頑張るから、皆さんも頑張って。辛い事は多いけど、人間である事を楽しみたいね」とエールを送った。
実はこの日も、コロナ禍の影響で延期された5月のライブの代替公演。前田が「コロコロ替わる日程の中、よく来てくれました。僕らの音楽を待ち続けてくれた人が居るからやれる。TUBEに音楽を、ライブをやらせてくれて、みんな本当にありがとう」と感謝を告げると、大きな拍手がわき起こっていた。