二代目・桂八十八襲名の桂宗助が米朝さん墓参り 「プレッシャーに強い人間でないので、お守り下さい」
2021年07月20日 15:17
芸能
昨年、米團治から「八十八を名乗らないか」と持ちかけられ「恐れ多いので、お断りしようと思った」と最初は腰を引き気味。母親からも「本名でなく、宗助と呼ばれている」そうで、日常でも愛着のある名前だった。だが、南光から「受けなさい。米、朝がついてないので宗助では誰の弟子か分からん。これからは“師匠の米の字を崩した”と堂々と言える」と背中を押され、襲名することを決心した。
米團治は「米朝の魂を具現化できる1つになるのでは」と大喜び。ざこばは「八十八は色気のあるエエ名前です。名前が変われば芸も変わる。どうなるか楽しみ」と期待する。南光が「目をつぶって聞いてたら、米朝師匠が喋ってるのかと感じたこともある」というほど、米朝さんの息、間を受け継ぐ宗助。会見では米朝さんのモノマネも披露。「米を崩したらおかゆになるという口の悪い人もいますが。盛り上げて頂けますように」と30日後に迫る大舞台を待ちわびている。
◆「俳号」とは、俳句を作る際に用いる雅号のこと。米朝さんは句集を出すなど、俳句を嗜むことで知られており、その際に使っていた俳号が「八十八」だった。