羽生善治九段 A級順位戦で開始11時間後に千日手 午前1時24分に終局し、1勝1敗
2021年07月21日 01:42
芸能
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指し直し局は残り時間の少ない羽生の持ち時間に4分追加して1時間、菅井にも同様に4分追加して1時間49分として再開した。戦型は菅井の十八番・ゴキゲン中飛車になり、お互い金銀3枚の堅陣を敷き合って消耗戦に。先に斬り込んだのは羽生だったが菅井の逆襲を受け、左右挟撃に羽生が頭を下げた。
羽生は2017年、竜王を獲得してタイトル通算99期に達し、100期の金字塔へ王手をかけると共に当時のタイトル全7冠の永世称号を全て獲得して永世7冠となり、国民栄誉賞を受賞した。ところが以降、獲得から遠ざかる。翌18年、竜王を失冠して27年ぶりの無冠へ転落。大台への足踏みが続いていたが、今期は初戦で佐藤康光九段(51)に勝利し、好発進を決めていた。