片桐仁出演予定のオンラインサイン会が当日中止 「協議の結果、現在の状況を考慮」

2021年07月23日 11:30

芸能

片桐仁出演予定のオンラインサイン会が当日中止 「協議の結果、現在の状況を考慮」
片桐仁 Photo By スポニチ
 元「ラーメンズ」のお笑い芸人・片桐仁(47)が23日に出演を予定していた、イベント「TBSラジオ『JUNKサタデー エレ片のコント太郎』公式完全読本発売記念オンラインサイン会」が中止となった。イベント当日のこの日、SHIBUYA TSUTAYAの公式ツイッターなどで発表された。
 公式ツイッターが「本日7/23(金)18時30分~TBSラジオ『JUNKサタデー エレ片のコント太郎』公式完全読本 発売記念オンラインサイン会 今回の報道と現在の状況等を考慮致しまして、中止の判断をさせていただきます」とイベントの中止を発表した。

 ブログでは「22日の東京五輪開閉会式ディレクター・小林賢太郎氏の解任報道を受け、同日に【報道に関する片桐仁からのコメント】が発表されました。この発表に伴い協議の結果、現在の状況を考慮致しまして、中止の判断をさせていただきます」と説明。「開催を楽しみにされていた皆様には深くお詫びを申し上げるとともに、ご理解の程、何卒よろしくお願い申し上げます」とした。

 片桐は元相方で東京五輪・パラリンピック組織委員会の開閉会式制作・演出チームで「ショーディレクター」を務める小林賢太郎氏(48)が解任されたことを受けて、22日夜、マスコミ各社へのファクスでコメントを発表。「この度は、23年前のラーメンズのコント内での極めて不適切なセリフにより、多くの方々に不快な思いをさせてしまい、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 小林氏と片桐はコンビを組んでいた「ラーメンズ」時代にNHK教育番組のキャラクターに扮して企画を練るというコントの中で「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」という文言を使う場面があった。ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を笑いのネタにしていたことが明るみとなり、ネット上では動画が拡散されて批判の声が続々と挙がった。この騒動で東京五輪・パラリンピック組織委員会はこの日、小林氏の解任を発表した。

 問題となったコントは小林氏の作・演出だったが、片桐も責任を痛感している様子。「当時、差別的な表現や不謹慎な言い回しに対する意識が低く、それによって不快な思いをする相手の方がいることを、想像できていませんでした。若気の至りとは言えない、非常識な人間だったと思います」と振り返り、「事の重大さに気づかず、演じてしまったことを反省しております」とコメント。「二度とこのようなことがないように、表現をする際には、一度立ち止まって考えることを心掛けたい」と自戒した。

 片桐はCM5本とテレビとラジオのレギュラー4本を抱えている。この日は所属事務所が関係各所に事情を説明。CMや番組の今後については未定という。
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