メリー藤島さん 華麗なる交遊録 ジャニーズタレント各方面進出の足掛かりに
2021年08月18日 05:30
芸能
その友人関係をビジネスに還元。森さん、黒柳、女優の奈良岡朋子(91)ら同年代の女優陣との親しい付き合いはジャニーズのタレントが時代劇や舞台に進出する足掛かりとなった。メリーさんを介して森さんと交流を持った元少年隊の東山紀之(54)は、アイドルから、舞台や時代劇で主演を務める俳優へと成長した。
今年4月に死去した脚本家の橋田寿賀子さん(享年95)と石井ふく子プロデューサー(94)との縁は、ファミリードラマへのジャニーズ所属俳優の出演に結びつけた。
作家の伊集院静氏(71)やシンガー・ソングライターの山下達郎(68)竹内まりや(66)夫妻との親交は、ジャニーズ事務所の音楽シーンに大きな影響を与え、伊集院氏が作詞した近藤真彦(57)の「ギンギラギンにさりげなく」や、山下が作曲したKinKi Kidsの「硝子の少年」は日本歌謡史にも残る作品となった。大地真央(65)や黒木瞳(60)ら自身の娘のような世代の女優陣にも慕われた。
各界の大御所とのつながりをきっかけに、さまざまなジャンルにタレントを進出させたメリーさん。その存在が「ジャニーズ帝国」をより強固なものにしていった。