出演者・スタッフ23人が新型コロナ陽性 明治座「エニシング・ゴーズ」残り全公演中止
2021年08月23日 19:18
芸能
明治座初のブロードウェイ・ミュージカル。宝塚歌劇団退団後初ミュージカルの紅ゆずる、一路真輝(56)平野綾(33)陣内孝則(63)らが出演した。数々のミュージカルや映画作品で名曲を残した巨匠コール・ポーター最大のヒット作。1934年にブロードウェイ初演され、88年に第42回トニー賞3部門を制した。2011年に第65回トニー賞3冠に再び輝いた。
紅は自身のインスタグラムを更新。「舞台を楽しみにしてくださっていた皆様には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。皆様にたくさんのご心配を頂きましたことを心よりお詫び申し上げます。しかし次お会いできる時には、よりパワーアップした『エニシング・ゴーズ』を、そしてリノになってお会いできることを心より楽しみにしております!」と謝罪した。
7月8日に発出された「緊急事態宣言」により販売制限が設定され、予定通りの上演が困難に。8月1~9日の11公演、11・17・19日の3公演(18時開演)、14・21日の2公演(17時開演)の中止を7月26日に発表。
その後、発熱症状のある公演関係者のPCR検査の結果待ちにより19日の1公演(13時開演)を中止。陽性だったため、20~24日の全6公演(21日17時開演は発表済み)を中止した。
そして、この日になり、23人の陽性が判明。29日の千秋楽(12時開演)までの残り全7公演を中止した。全36公演のうち、上演されたのは7公演だった。
発表は以下の通り。
明治座では本公演の全出演者・スタッフに週一回の定期PCR検査を実施してまいりましたが、その結果8月18日夜に新型コロナウイルスの陽性反応が確認されました。これに伴い、公演を24日まで中止とし、全出演者・スタッフを対象に医療機関によるPCR検査を再度実施した結果、23名の陽性者が判明いたしました。
つきましては、誠に残念ながら明治座の8月公演ブロードウェイ・ミュージカル「エニシング・ゴーズ」は8月29日までの全公演を中止とさせていただきます。
ご観劇を心待ちにしておられたお客様には心より深くお詫びを申し上げます。
今回の件を受けまして、中止となった公演のチケットをお持ちのお客様には払い戻しを承ります。お手元のチケットはお手続きの終了まで保管いただきますよう、お願いいたします。払い戻しの詳細につきましては追って本サイトにてご案内申し上げます。いましばらくお待ちください。
この度の陽性者はすべて舞台上の出演者とスタッフであり、直接お客様と接触のあったスタッフはおりません。また、公演の実施に際しましては、感染症の専門医の指導のもと、感染予防のガイドラインに則り、舞台と客席の間には十分な距離を設けております。合わせてお客様にもマスクのご着用をご協力いただいておりますので、お客様は濃厚接触者には該当いたしません。
なお、個人のプライバシーにかかわるお問い合わせに関しましては、お答えいたしかねますので、何卒ご理解のほど、お願い申し上げます。