パラ開会式 13歳の和合由依さん「今の自分を見てほしい」 「片翼の小さな飛行機」物語の主人公務める
2021年08月24日 22:09
芸能
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普段は左腕が自由に動かせないため、人に車いすを押してもらっている。しかし「自分の力だけで走り切りたい」という強い願いから、ラストシーンでは約20メートルの滑走路を自力で漕いでみせた。この日のためにトレーニングを実施。途中、背中の痛みなどで涙した時もあったという。それでも和合さんは「“とにかくやってみよう”というタイプ」だと語り、オーディションが行われた2月から約半年間で努力を重ねた。プレッシャーもある中、最後まで笑顔でやり抜き、見事“片翼の小さな飛行機”として飛び立った。
都内の中学2年生で、生徒会役員、応援団を務め、吹奏楽やミュージカル鑑賞が大好き。オーディションでは楽器演奏や絵画、モノマネを披露した。演技経験は全くないが、開会式の演出を担当したウォーリー木下氏は「愛らしい表情や強いまなざしで、審査員の満場一致で大役を任せることを決めました」と振り返る。世界中の注目が集まる東京パラリンピック開会式という大舞台。和合さんの“真夏の大冒険”は、見た人全てにも翼があることを感じさせるシーンとなった。