事務所と和解成立の岡田健史 1年半後の退所宣言と「雑草」に込めた思い

2021年09月01日 05:35

芸能

事務所と和解成立の岡田健史 1年半後の退所宣言と「雑草」に込めた思い
俳優の岡田健史 Photo By スポニチ
 所属事務所からの退所を求めて裁判を起こした俳優岡田健史(22)が1日、インスタグラムをアップし「約1年半後にスウィートパワーを退所します」と宣言し「青臭く生きていきます。グラウンドに生える雑草のように」とつづったことについて、芸能関係者は「壮絶な最期を遂げた大河ドラマの役柄になぞらえているのでは」と語った。
 岡田はNHK大河ドラマ「青天を衝け」で主人公の渋沢栄一のいとこの好青年・平九郎を演じた。栄一の養子となったことで幕府崩壊の動乱に巻き込まれ、8月22日に壮絶な最期を遂げるシーンが放送された。この熱演に「平九郎ロス」の視聴者が続出。NHK関係者は「初めて実在の役に挑戦した岡田さんにも演じきった満足感が見えました」と振り返った。

 テレビ関係者は「大役を演じきった後で、自身の法廷闘争も終了。新たな人生を歩むという決意で、元野球少年として足元を見つめ直し、力強く生きている雑草をあえて自身の姿に選んだのでしょう」と話した。

 裁判は4月にスタート。契約期間途中での退所と本名での活動を求めたが、主張は通らなかった。契約満了となる2023年まで現事務所に所属し「岡田健史」の芸名で活動することで双方が合意。ただ、近年の事務所独立ラッシュの中でも法廷闘争まで至るのは極めて異例だ。それだけに現実には契約終了後にも円満に活動は難しく、退所は1年半後となる。「青臭く生きる」岡田の姿が注目される。

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