「おかえりモネ」撮了 清原果耶コロナ禍11カ月完走「本当に寂しい」も笑顔 最後は気仙沼に“おかえり”
2021年09月04日 11:01
芸能
朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」やテレビ東京「きのう何食べた?」などで知られる安達奈緒子氏が手掛けるオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音(ももね)の愛称。1995年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米(とめ)で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描く。
花束を贈られた清原は「ずっとモネと共に生きてきた撮影期間だったので、今日でクランクアップだと思うと本当に寂しいです。頼もしいスタッフ・キャストの皆さんと、そしていつもあたたかく応援してくださった宮城県の皆さんのおかげでこうして無事に撮影を終えることが出来ました。世の中の状況が目まぐるしく変わっていく中で、一つの作品を撮り切る、ということは当たり前じゃなく、たくさんの方々の協力があってこそだと、今回改めて感じました。この作品を通して役者としても一人の人間としても成長できていれば良いなと思います。本当にありがとうございました」と感謝した。
制作統括の吉永証チーフプロデューサーは「去年の9月末、登米のロケから始まった撮影が、この9月の気仙沼でのロケで無事終了することができました。百音を演じた清原果耶さん、キャストの皆さん、スタッフ、気仙沼市と登米市の皆さま、関係された方々、本当にお疲れさまでした」とねぎらい。
「本格的に取材を始めたのが一昨年の夏。そこから半年後、新型コロナウイルスで世の中が激変しました。脚本の安達さんは震災とコロナという2つの状況と向き合いながら、次の時代、未来への希望の物語を本当に誠実に紡いでくださいました。そして、その中心にいるヒロインを、才能あふれる清原さんが全力で演じてくれました。百音は清原さん以外にいなかった、そう確信しています」と称賛。放送は10月末まで続きます。是非、最後まで、ご覧いただけることを願っています」と呼び掛けた。
第15週「百音と未知」(8月23~27日)、第16週「若き者たち」(8月30日~9月3日)と百音をめぐる“四角関係”の恋愛模様を描き、関連ワードのツイッタートレンド入りが急増。SNS上で大反響を呼んだ。
第20週(9月27日~10月1日)から第3部「気仙沼編」に突入。百音は地域に根ざした気象の仕事に興味を持ち始め“あること”を機に地元へ戻ることを決意。ウェザーエキスパーツの気仙沼支社第1号の社員として故郷・気仙沼へ帰る。