次元2代目は五ェ門2世・大塚明夫、「ルパン三世」声優交代発表 初代・小林清志「あばよ」
2021年09月08日 05:30
芸能
小林は「ルパンは俺にとって一生ものの仕事であった。命を懸けてきた。90歳までやっていたかったが残念。何とかかじりついていたかったが無理だった」とコメントし、無念さものぞかせた。大塚はその気持ちを受け止め「清志さんの思い、確かにつかんで離さないよう精進します」と身を引き締めた。
大塚はこれまで洋画の吹き替えでスティーブン・セガール(69)やニコラス・ケイジ(57)らダンディーな俳優を担当。次元にピッタリの配役と言えそうだ。この日公開された新作の予告編で新たな次元の声が流れ、SNS上には「違和感が全然ない」「神キャスティング」などファンからの好意的な声が多く見られた。
小林は50周年の節目で卒業。最近は「次元は年を取った。聞きづらい」と言われることもあったようで、「これからはそう言われることを気にしないですむ。ほっとしている」と本音も漏らした。
後任の大塚には「次元はそんじょそこらの悪党とは違うぞ。江戸の粋というもんだ。変な話だが、次元は江戸っ子だ。明夫ちゃん、これは難しいぞ」とハッパを掛けた。長年のファンに感謝の言葉を贈るとともに、「ルパン。俺はそろそろずらかるぜ。あばよ」と別れを告げた。