野口五郎&岩崎宏美がデュオ結成 忘れられない“初めて”の瞬間「いたいけな娘の心を傷つけた」
2021年09月11日 05:30
芸能
デュオ誕生のきっかけは昨年10月に収録された、BS日テレ「大人の名曲ライブ 今宵☆jazzyに!7」での共演だった。カーペンターズの「スーパースター」などを2人で歌唱。この打ち合わせで音楽について語り合い、意気投合した。
2人は共通点が多い。87年に日本初演のミュージカル「レ・ミゼラブル」で共演。また、作曲家筒美京平さんの曲を、野口は「甘い生活」など108曲、岩崎は「ロマンス」など74曲歌っている。野口は「2人でいろんなことができると可能性を感じた」と話した。
野口は71年に15歳で、岩崎は75年に16歳でデビュー。岩崎は初めて声を掛けられた瞬間を強烈に覚えている。「歌番組の時に足を組んで座ってたら、“女の子が足なんて組むもんじゃないよ”って。あわてて足を下ろした。いたいけな娘の心を傷つけた」と冗談交じりに言うと、野口も「覚えてますよ。心から反省してます」と返し、2人で笑った。
11月から東名阪の3都市でデュエット公演を開催。野口は「同じ年代の人にエネルギーを与えられると思う」と力を込めた。岩崎は昔から野口を「ゴロリン」の愛称で呼ぶ。“ゴロリン&ヒロリン”が日本を元気づける。
≪しみじみ1年延期公演“今のために歌ってる”≫野口は「私鉄沿線」「オレンジの雨」などのヒット曲で観客を魅了した。本来は昨年に50周年公演を予定していたが、コロナ禍で延期となった。50周年を超えたが「思うのは“今のために歌ってる”ということ。そう思えるのが幸せ」としみじみ。「まだまだ自分の声が進化してると思えている。自分に期待してます」と充実の表情を見せた。