爆笑問題 初の賞レース司会 次世代スター芸人発掘に一肌脱いだ
2021年09月11日 05:30
芸能
爆笑問題の2人が本格的に賞レースで進行役を担うのは今回が初めて。太田光(56)は「ジャンルが入り乱れて開催されるのは最近では珍しい。まさに寄席。いろんなタイプが出ていてあきない」と見どころを語る。田中裕二(56)も「優勝が誰とかいうよりもネタ番組として面白い。レベルが高くて笑ったのが多かった」と話した。
決勝進出者を決める予選大会に出場したのは約2000組以上の中から各プロダクションが厳選した72組。テレビにほぼ出演したことのない若手から中堅実力派まで15組が決勝に臨んだ。
爆笑問題も1993年にNHK新人演芸大賞を受賞、翌94年には「GAHAHAキング 爆笑王決定戦」(テレビ朝日)で10週勝ち抜きで初代チャンピオンに輝き現在の人気の足がかりとなった。2人は「独特の緊張感がある」と賞レースについて語り、出番前の芸人に声を掛けるなど場を盛り上げた。スタッフは「緊張をほぐしてくれる気遣いがあった」とナイスアシストぶりを語った。
太田は「通しで(番組を)見れば俺らが優勝だ」とボケながらも「感染対策で観客が20人ほど。それでも盛り上がれた。コロナが収束して観客が会場いっぱいに入れば凄い大会になれる」と太鼓判。審査員に各局のバラエティー番組担当スタッフも参加しているコンテスト。田中も「仕事につながりやすいのかな。ツギクル芸人が出てくるリアリティーが一番ある大会かもしれない」と期待を語った。
≪民放各局の番組制作者が審査に≫今大会は民放各局の人気番組の総合演出やプロデュースを務める現役クリエーターが審査員に加わっているのが大きな特徴。日本テレビ「有吉の壁」の橋本和明氏や、テレビ朝日「激レアさんを連れてきた。」の舟橋政宏氏、フジ「IPPONグランプリ」の日置祐貴氏ら在京キー局5局が一堂に会した。ほかにタレントでは「ますだおかだ」増田英彦(51)、小島瑠璃子ら。審査委員長は渡辺正行(65)。