「TOKYO MER」白金大臣にネット喝采「半沢直樹」白井大臣彷彿?「白が付く大臣が必ず一発逆転」
2021年09月13日 07:20
芸能
鈴木が同局の看板枠・日曜劇場初主演を務め、「僕のヤバイ妻」「グランメゾン東京」などで知られる黒岩勉氏がオリジナル脚本を手掛ける医療ドラマ。コロナ下の医療従事者に勇気を与えるべく、都知事の号令により新設された救命救急のプロフェッショナルによる架空のチーム「TOKYO MER」の奮闘を描いた。「MER」は「モバイル・エマージェンシー・ルーム」の略称。チームは最新の医療機器とオペ室を搭載した“動く手術室”専用の大型車両「ERカー」を駆使。事故や災害の現場に急行し、いち早く負傷者に救命処置を施す。
「待っているだけじゃ、助けられない命がある」――。アクション映画のようなスピード感とスケール感、特撮ドラマのようなヒーロー感とチーム感が視聴者の心をわしづかみに。毎回、極限のオペが行われるスリリングな展開に加え、チーフドクター・喜多見役の鈴木の熱血ぶりや的確な処置、医系技官・音羽役の賀来賢人(32)のツンデレぶりも話題沸騰。第7話(8月15日)&第9話(8月29日)の平均世帯視聴率が15・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と夏ドラマNo.1のヒット作となった。
最終回は、最愛の妹・涼香(佐藤栞里)を亡くし、失意のどん底にいる喜多見(鈴木)はMER脱退を告げ、都知事の赤塚(石田ゆり子)は意識不明のまま。音羽(賀来)も大物政治家・天沼(桂文珍)に動きを封じられ、遂にMER解散が決定してしまう。そんな中、エリオット・椿(城田優)による連続爆破テロで東京中が炎上。多くの負傷者が出るが、喜多見も音羽も出動しない。ERカーの使用も禁じられ、MERメンバーは最大のピンチを迎えた。しかし、その時、それぞれの心を震わす「言葉」が響く…という展開。
赤塚都知事の病室。医系技官出身の白金厚生労働大臣(渡辺真起子)もライバルの言葉に打たれた。「政治家が綺麗事を言ったら、ダメんですか?私は最後に純粋に人の命を救う政治をしたかった。私は医系技官だったあなたが最初に立候補した時の演説を覚えています。医師免許を持つ人間として、命を最優先する政治を行いますって」。危機管理対策室。白金大臣は急転直下のMER正式認可。「天沼幹事長、引っ込んでいてもらえますか。政治家は国民の命を守ることが仕事だと思い出しました。命を最優先します」。MERへの支援を各所に指示した。
SNS上には「白金大臣、信じてた」「白金大臣、カッコよかったわ!」「白金大臣がすべてを持っていった…赤塚知事の元を訪れたのは悩む自分を後押しするものを探していたのかなぁとか。急変時に表情と口調が切り替わったのが良すぎた(ナースコール押すの早くてカッコよかった)し、ガッツポーズかわいいし、最高の役でしたね」「半沢直樹の江口のりこ、TOKYO MERの白金大臣、日曜劇場の白ジャケットの政治家は最後に味方してくれる」「日曜劇場は白が付く大臣が最後に必ずスカッと一発逆転かましてくれる」などの声が続出。放送終了後(午後11時)には「白井大臣」がツイッターの世界トレンド11位に入る反響を呼んだ。
「TOKYO MER」オリジナル・ディレクターズカット版(第1話と最終話のみ)は9月27日(月)から動画配信サービス「Paravi」で独占配信。DVD&Blu―rayは来年3月2日に発売されることが決定した。