ムロツヨシ 朝ドラ出演は「オーディションではなく、指名」だった きっかけくれた2人の映画監督
2021年09月13日 11:24
芸能
その演技を見てくれていたのが福田雄一監督。現在ムロは「福田組」の常連俳優だが「本広さんは“お前の芝居は通用しない。まずは言われたことをやりなさい”と抑えてくれていた。その助走を本広さんは見てくれていたのかなと。そこから福田さんは好きなことやりなさいと言ってくれた」とジャンプアップ。
テレビ東京のドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズ、「ふざけてやって」とオーダーされた「HK変態仮面」に次々と出演。「そしたら朝ドラ(のオファー)が来たんですよ」と2013年下半期のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」に出演が決まった。メイン級の役どころで「オーディションではなく、指名で来たんです。うれしかったあ」と回想した。
長い下積みや苦悩を経てからようやくのブレークに、「好きなことやってる方が嫌われることもあるけど、見てくれる人もいるってわかった」と語った。
一方で、下積み時代のつながりがのちの出演オファーにつなったという。
女優・戸田恵梨香との共演で大ヒットとなったTBS「大恋愛」では、かつて出演したTBS「空飛ぶ広報室」(2013年)のADだった人物がプロデューサーとなってムロをキャスティング。「変なことやるやつだってみんなが認知された後に、逆をやりませんかというお話をいただいたんです」と明かした。さらに今月公開の初主演映画「マイ・ダディ」は、「サマータイムマシン・ブルース」のラインプロデューサーを務めていた金井純一監督からのオファーで実現したもの。「人とのつながりは大事だなあって」としみじみと語った。