野口五郎、35年間“歌唱イップス”で歌手引退も検討 今は克服「音楽の神様に出会えた」
2021年09月15日 22:37
芸能
![野口五郎、35年間“歌唱イップス”で歌手引退も検討 今は克服「音楽の神様に出会えた」](/entertainment/news/2021/09/15/jpeg/20210915s00041000663000p_view.webp)
「サンドウィッチマン」伊達みきお(47)から「辞めたいと思ったことはあります?」と問われると、野口は「思ったことはあります。お芝居の方に行った方がいいのかなとか、それもできないならどうしようかな、とか」と、歌手引退も頭をよぎったことを明かした。
長く苦しめられてきた病を、野口は60歳の時ようやく克服したという。「何となく自分を俯瞰(ふかん)で見えたコンサートがありまして。何となくそういう世界が見えたのが、音楽の神様に出会えたみたいな」。そのステージでは、ただ目の前のファンに全力で歌うことができたという。「全部、自分のパッション(情熱)を出すんですよ。明日のことも、夜のことも考えないで、全部100%出すんですね。お客さんが自分の思いを受け止めて下さって。最後に“おつり”を下さるんですね。拍手だったりとか、そういう思いを、おつりを下さって。それって、次へのエネルギーなんですよね」。かつては反省点ばかり浮かんできたコンサート後も、現在では考え方が一変。「今は毎回、悔いなく歌えるので、最高です。今、歌うために50年間、頑張ってきたんだ」と胸を張って言い切った。
自ら解決法を見いだした人生の先輩に、伊達は「これは勉強になったね。(心に)刺さったよ、今」と感動していた。