橋下徹氏　感染者減少の要因は「人流だけなのか…人流にこだわらずに理由を検証してもらいたい」

　元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏（52）が20日、日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」（月～金曜1・55）に生出演。新型コロナウイルスの新規感染者が減少した要因を科学的に検証してほしいと訴えた。 　番組では、19日の東京都の新規感染者が565人で、7月4日以来の500人台となり減少傾向が続いていることを取り上げた。

　これに橋下氏は「人流と感染者数の相関関係をしっかりデータ化して、科学的に相関関係を見せてほしい」と要望。「（感染者が減少した要因は）ほんとに人流だけなのか。世界各国見ても、人流が減っても感染者数が増えたり、人流が増えても感染者数が減ったりと世界各国に色んなデータがあるのに、日本だけは皆さん、人流ばっかりなんですよね」と続けた。

　「今回、8月は明らかに人流はそれほど減っていないのに、一気に急減したわけなんですが、専門家の皆さんは『不思議だ』とか。不思議じゃ困るんですよ。その後、いろんな理由が出てくるんですけど、これ科学的な理由というよりも後付けの推理ですよ。あげくの果てには若者の意識が変わったとか、意識だったら人流関係ないじゃないですか」と語った。

　さらに「かつては、人流と感染者数の相関関係があったのかもしれませんが、状況も変わってきてるので人流にこだわらずに（減少した）理由を検証してもらいたいなと思うんですよ。もはや、今ワクチンが普及してきて人流一本やりっていうのは違うんじゃないですかってことなんです」と訴えた。