小籔千豊 政治的な発言が「芸人にとってはマイナスでしかない」と考える理由
2021年09月21日 22:55
芸能
続けて自らの経験を紹介。2011年の大阪市長選の際、「選挙に行きましょう」とツイートしたところ、「今から行ってきます」など好意的な意見のほか、「お前みたいな、しょーもない芸人が投票行けって言ったら、お前のファンのアホも投票行くやろ、政治メチャクチャになったらどうするんだ」のコメントも寄せられたという。「誰に入れろって言ったわけではないのに、投票行けって言っただけ。(著名人の政治的発言を)抹殺していく人もおるのは事実です、僕らが言わないというより」と話した。
小籔の発信に対して異なる見解を持った人々が“アンチ”になることもあるそうで、「ほかの仕事の時に『あいつはスベっている、おもろない』ってずっと粘着のように来ますね」と告白。「それは言えへんようになるやろ」と、自らの意見を述べることの難しさを訴えた。
さらに芸能人の好感度ランキングは「政治的な発言するなって言うているようなもんですから」とも。極端な例として「うどん好きって言うた時点で、そば屋さんが怒ってくる。僕らは二択のうち、どっちかを“応援”した時点で逆目がメチャクチャ怒ってくる」。当たり障りのない発言が同ランキングにおいても重要ではないかとし、「ということは政治のことなんていうのは…。はっきり言ってこの番組(政治のことも取り上げるABEMAPrime)をやらせてもらってあれですけど、マイナスでしかない」と私見を述べた。
政治のことを勉強してコメントしても「芸人として賢いなって思われたらマイナス」とする一方、識者と違う意見を展開すると「『コイツ何言うてんねんアホやな、勉強もせんと適当なこと発言しやがって、アイツ嫌い』ってなる」と紹介。「政治の発言って、どっち言うても芸人にとってはマイナスでしかないですね」とボヤいた。