カズレーザー 「マジで働くのがイヤ」から芸人の世界へ それでも続けられるワケ「毎日ずっと楽しい」
2021年09月25日 16:43
芸能
「何となく大学は親も行ったほうがいいぐらいの空気があったんで、行こうと思ったんですけど、高校生ぐらいから働きたくないっていうのがずっとあったんです。マジで働くのがイヤだ!って。金はほしいんですけど、働くのと金だったら、働かないほうがいいなってあって…。大学の4年間で何かそういう道ないかなって考えて」いたというカズレーザー。「簡単に一瞬でお金が稼げる仕事って何だろうってずっと考えていて、一番割がいい、コスパがいい、時間あたりの時給が高いのは横綱だったんです。横綱はやっぱすごいと。1つの取り組みでとんでもないものを持っていく。『横綱すげーな』と思ったけど、『今から横綱は無理だ!』って」と苦笑しつつ、「M―1(グランプリ)が始まったぐらいだったんで、『お笑い芸人って、4~5分立ち話したら1000万円もらってる、すげーな。これは割りがいい仕事だ!』と思って、お笑い始めたんです」とお笑いの道に進んだ独特な理由を明かした。
最初は吉本興業やワタナベエンターテインメント、太田プロダクションといったお笑い界の大手事務所も検討したというものの「むちゃくちゃ売れてる人がいっぱいたんです。売れてる人がまずいて、面白いのに売れてる人もいて、そこの一番下だと絶対上までいけないなと思って」と断念。そこで現事務所のサンミュージックのホームページを見たところ「一番上はダンディ坂野さんだったんです。『行けそうだな!』って思って。ここはピラミッド低そうだなって」とぶっちゃけて笑わせた。
「プロになるって決めた時点でまあ、お金はほしいけど、食えないかもな」とある程度は覚悟していたというカズレーザー。実際に1、2年目は本当にお金がなく、苦しい生活だったというが「『これがずっと続くのか』って考えた時も、『でも、毎日楽しいんだよな』って思ったら、当初の目標である“お金を簡単に稼ぐ”のはすぐに消えちゃった。別に今、楽しいから、お金稼いで“楽しい”をしなくても別にいいなって。楽屋に芸人がいる。芸人が好きなので、ずっと楽しいんです。で、舞台立つじゃないですか、舞台はすごいスベるんですよ。楽屋に帰ってきて、すげー楽しいから、舞台さえなければずっと楽しいなと思って」と苦笑した。
「今後やりたい仕事は?」との質問には「全然ないんですよ、目標がずっとないんです。毎日ずっと楽しいです」とキッパリ。「テレビ局に入るとずっと楽しいんで、やっぱり好きなんで毎日楽しい。それ以上何かやりたいってマジでないんです。とにかく働きたくないっていう一心で(芸人の)スタート切ってるから、今ぐらいがマジで幸せなんですよ。まだ今、働きすぎなぐらいの感覚、自分で」と笑った。