名作ホラーの絵柄でワクチン完了バッジ
2021年09月27日 09:15
芸能
絵柄は、1986年に発表された日野さんの「怪奇!死肉の男」の1コマ。知る人ぞ知る怪奇漫画の名作だ。善良な市民が理不尽にも“異形の存在”と化す悲哀を描く日野ワールドの王道的な作品。トラウマ必至の展開に加え、執筆当時に体調を崩した日野さんの「オレがいなくなれば家族はどうなるのか」との不安も織り込まれた。残念ながら実現には至らなかったが、米ハリウッドから映像化のオファーが届いたとの逸話もある。
デルタ株が猛威を振るった第5波は何とか大きな峠を越えて、ピークアウトの様相を見せている。ワクチンバッジの広がりとともに、一日も早くコロナ前の日常が戻ってきてほしいものだ。(記者コラム)