長谷川京子「1人で考え、生き延びる方法を見つける子になってほしい」思春期の子育て 兄妹げんかは止めず
2021年09月27日 11:41
芸能
「子育ては一筋縄でいかない、やっぱりそう簡単ではない」とし、「下の娘は本当にマイペースで、同じ人間として接するともう理解できないことが多すぎて」と語った。長女が幼稚園に入った頃は食事中に歩き回り、ご飯を食べてもらえず困ったことも。小学校に入学すると、学校の宿題や翌日の準備などを怒ったり、たしなめたり、提案するように話してもやってもらえなかったこともあり、「こんなイライラすることはなかったと思います。今までで」と明かした。
何度反省を繰り返しても、抑えきれなかった子どもへの怒り。「自分は認めたくないんですけど、私の母からすればそっくりだって言いますし、だからイライラしちゃうこともあるんですよね。自分がもうパターン分かってて、その通りのことしてくるから。自分のいい面も悪い面も鏡のように見せられる」。ドラマやCM、舞台といった仕事の忙しさもイラ立ちに拍車をかけた。
そんな中、子どもとの接し方が根本的に変わる出来事が。娘が汚い言葉を使った時に、「そんな言葉使っちゃダメだよ」と話すと、「ママが言ってたよ」と言い返され、「『あっ』て言う。自分の落ち度を指摘されると」。反抗的な長女の態度に、長男だけでなく長女も思春期に差し掛かったことを実感。悩んだ末に出した結論は、「子どもをあんまり子ども扱い(しない)、もちろん子どもだからできないことのヘルプはしますけど。今は個の人間として接しますね」と厳しい母親像から一変、時には放任することに。
例えば、兄妹げんかの時には「私は聞こえないふりします。止めないです」と長谷川。「『お兄ちゃんだから、妹に優しくしなよ』って言い方はしないです。『この子、こういう性格だって分かってんじゃん。止めなよ』とかそういう言い方はします」とも話した。最初は「何でそういうこと言うの」などという事もあったと言うが、「でも反抗期って、健全な成長の証だし、そういう風にドンと構えておこうと」と子ども達が自分で問題を解決するまでできるだけ見守るようにしたという。
だが、見守るのにも覚悟が必要だった。「自分でやった方が早いんですよ。時間が。ここはちょっと時間をかけて我慢して、子どもがやるのを見届けなきゃいけないなと最近思って」とし、「自分でサバイブしていける人間になって欲しいなって思いますね。1人で考えて、1人で生き延びるなんか方法を見つけてくれる子になって欲しい」と願いを込めた。