「おかえりモネ」りょーちん闇落ち?まさかの“本音”「綺麗事」にネット賛否 百音に初めて辛らつな言葉

2021年09月29日 08:15

芸能

「おかえりモネ」りょーちん闇落ち?まさかの“本音”「綺麗事」にネット賛否 百音に初めて辛らつな言葉
連続テレビ小説「おかえりモネ」第98話。百音に辛らつな言葉をぶつける亮(永瀬廉)(C)NHK Photo By 提供写真
 女優の清原果耶(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は29日、第98話が放送された。
 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」やテレビ東京「きのう何食べた?」などで知られる安達奈緒子氏が手掛けるオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音(ももね)の愛称。1995年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米(とめ)で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描く。

 百音(清原)は観光課課長の遠藤(山寺宏一)から了承をもらい、コミュニティFMから天気予報を伝えることに。意気込んだ百音が地元の天気を細かく延々と話し続けると「もっと楽しい話題も」とクレームが入る。その夜、永浦家に亮(永瀬廉)三生(前田航基)悠人(高田彪我)、そして未知(蒔田彩珠)が久しぶりに集結。百音はそれぞれの近況を聞き、最初は楽しい時間だったが、百音は亮からは“思わぬ言葉”を突きつけられる…という展開。

 亮「モネはさ、なんで帰ってきたの?すーちゃん(明日美)と一緒に、そのまま東京いればよかったのに。仕事だって順調だし、結婚もボチボチする感じだったんでしょ?あの、オレも前に会ったあの人と」

 百音「うん。そのつもりでいる」

 亮「うん」

 百音「でも、どうしても、こっちに戻ってきたかった」

 亮「地元のために、働きたかった?(百音の頷きに、薄ら笑い)ごめん。綺麗事にしか聞こえないわ」

 未知「亮くん」

 寝ていたはずの三生と悠人は3人の会話を聞いている。

 亮「ごめん。悪い。ちょっと酔った。(空気の重さに)いや、マジでごめん。なんか、嫉妬して当たってるとか思われたら、カッコ悪いな」

 百音「そんなふうに思ってない。綺麗事だと思われても、仕方ない」

 亮「悪いけど、今はそう思ってる」

 百音「うん…」

 亮の思わぬ発言に、SNS上には「意外なりょーちん砲が炸裂」「りょーちん、初めてモネにきつい言葉かけた」「わー、容赦ないな…。亮くんにダークなところを背負わせるなぁ…。でも、大事なとこ。りょーちんじゃないと言えないこと」「きれいごとかー。りょーちんの闇落ち感。でも、フラれた側からするとそうなるよな」「りょーちんが本音を出せるようになったの、間違いなく成長よ」などと驚きの声が相次いだ。

 「りょーちん、みんなが言えないこと、モネにぶつけたね。昨日の課長の『なんで戻ってきたの?』に続き、モネは戻ったことに対して洗礼を受けていくんだなぁ。でも、そんなの覚悟して戻ってるよね。みんながみんなウェルカムじゃないことも受け止めて戻ったんだよね。頑張れ」「綺麗事でも何でも、モネが竜巻が心配で地元に飛んで帰ってきたり、並大抵の覚悟じゃない決心して菅波先生との結婚を保留にして会社でプレゼンしてこっち戻ってくるのを綺麗事とか、思ってても言ったらダメでしょ。サンドバッグじゃないんだぞ」「あんなの、幼なじみだからって言っていい言葉じゃないと思う。それこそりょーちんのモネに対する甘えだよ。何でも言えるモネに対しての」「りょーちんの反応はあり得ると思いますが、頑張って資格取って東京で厳しい仕事して力を培って、それを故郷に還元しようというのを『綺麗事』と切って捨てるのは、単に、俺は泥沼で苦しんできたのにおまえはその経験ないよな?っていう半ばひがみの気持ちでしかないと思います」「りょーちんの気持ちも分からないではないが、やっぱりモネを理解してるのは菅波先生だなと思う。モネはここを乗り越えないと先に進めないんだろうな」などと百音を理解する声も。

 一方、「りょーちんの気持ちに同感。いろんな意味があったと思うけど、東京で活躍することだって故郷のためになってたりするんだよー」「でも、もう『いい子』のりょーちんじゃなくて安心した。俺より苦しんでないくせに、逃げたくせに、振ったくせに、助けてくれなかったくせに、自分には助けてくれる相手がいるくせに、地元のためになんてふざけんなって、いろんな感情が滲み出てて、すごくよかったです」「亮くんが地元を代表してよく言った。あの言葉は地元のモネに関わってる人の多くが思っていることだろう。結婚するつもりだと答えたことがカチンときたんじゃないかな。嫉妬とかじゃなく、地元に残っている人間のように長い人生を見据えての考えじゃなく、結婚するまでの期間の過ごし方に聞こえたから、カチンときて言ってくれたんだと思う」「あれは、りょーちんの本音、ある種の愛情だと思う。りょーちんぐらい親しい友人に言われるのと、市井の人に言われるのでは、モネの受け止め方は違うと思う。地元の人間は、全員が『おかえり』とは思ってないぞ。上っ面じゃダメだ、覚悟を持ってやれよ、という、りょーちんなりのエールだと思った。あらためて覚悟が必要と再認識したシーンだったのでは」「りょーちんの『きれいごとにしか聞こえないわ』はキツいけど、モネが言った『これで救われる?』を今、逆に問い直されてるんだな。以前『正しさ』と『覚悟』を突きつけられたのだから、モネにも問うのはそりゃそうだよね。りょーちんだから言える言葉だわ…(この2人武士みたいだな…)」などと亮に共感する声も。

 百音とは幼少時から不思議とウマが合い、気心が知れた仲だった亮。しかし、亮の上京時(第79話、9月2日)、哀れみでもいいとすがった幼なじみに対し、百音は「これで救われる?」と流されず距離を置いた。亮が初めて百音にぶつけた“辛らつな本音”が賛否、波紋を呼んだ。

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