豊島将之竜王、第71期王将リーグを1勝1敗に 糸谷哲郎八段を95手で破る

2021年09月30日 16:54

芸能

豊島将之竜王、第71期王将リーグを1勝1敗に 糸谷哲郎八段を95手で破る
第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ今後の予定と対局結果 Photo By スポニチ
 将棋の第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグは30日、大阪府大阪市の関西将棋会館で1局を行い、豊島将之竜王(31)が95手で糸谷哲郎八段(32)を破り通算成績を1勝1敗とした。 【棋譜/豊島竜王VS糸谷八段
 第60期、第67期の挑戦者だった豊島は、前期でも挑戦者決定プレーオフまで戦っただけに今期も最も優勝に近いとされていたが、開幕戦の広瀬章人八段戦で手痛い黒星スタートとなっていた。挑戦者の座を獲得するためには絶対に負けられない本局を制し、「1局1局頑張っていけたら」と気を引き締めていた。

 一方、まさかの連敗を喫し通算成績を0勝2敗とした糸谷は、「開幕2連敗で上を見る戦とは言えなくなってしまった。(引き続き)1局1局やっていくだけ」と厳しい表情だった。

 「王将リーグ」は、前期挑戦者の永瀬拓矢王座、前期リーグ残留者の豊島竜王、羽生善治九段、広瀬八段、2次予選通過者の藤井聡太3冠、糸谷八段、近藤誠也七段の7棋士による総当たり戦。次戦はあす10月1日に▲羽生九段―△永瀬王座戦が予定されている。

 11月24日の最終一斉対局を終えた時点での成績最上位者が、来年1月開幕予定の7番勝負で渡辺明王将(37)=名人、棋王含め3冠=に挑む。
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