“歌まね女王”山田七海 nanamiで歌手デビュー「いつか歌まねされる側に」
2021年10月01日 05:30
芸能
2009年、小学6年の時に地元の沖縄で路上ライブを始めオリジナル曲を歌ってきたが、ここ5年は歌まねを中心に活動してきた。その名を一気に広めたのは、中島美嘉やaikoら7人の声色を使ってDISH//の「猫」をカバーした昨年12月公開の動画。20万回に迫る再生回数となり、TBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」の関係者がその評判を耳にし、6月の同番組で取り上げられた。
歌まねで脚光を浴びる一方、再び「オリジナル曲で勝負したい」という思いを強くしていた中でBCS側から声を掛けられた。同社はレコードレーベルだけでなく、レコーディングスタジオや撮影スタジオを持ち、オリジナル番組も配信している。高木貴司プロデューサーは「歌まね番組での優勝は一つの区切り。次はシンガーとしてボーダーレスに活動させたい」と、世界に向けた歌や動画の配信をメインに活動していく方針。歌まねの活動も続けていくという。
来年2月22日に所属後初のオリジナル曲(タイトル未定)を発売予定。7つの海を渡ってほしいと親に命名されたnanamiは「英語詞の歌にも挑戦したい。いつか歌まねされる側になりたい」と意気込んだ。
◇nanami(ななみ)本名山田七海(やまだ・ななみ)。1997年(平9)7月7日生まれ、沖縄県出身の24歳。09年に同県・美浜の観覧車下で路上ライブを始め、natchy名義で活動。11年にインディーズで初CD「natchy7」を発売。同年、沖縄セルラースタジアムで行われた「世界のウチナーンチュ大会」では観客3万人を前に歌唱。歌まねは絢香らのほかAdo、Aimerも得意。