野々村真 コロナ自宅療養で感じた恐怖「見捨てられた…この国はもう助けてくれないのかなっていう寂しさ」
2021年10月06日 11:40
芸能
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野々村は「7月30日に熱が出てきて、夜中にそのまま熱がどんどん上がっていって、呼吸も徐々に苦しくなっていった。それで頭痛が止まらなくて、食欲もない。それから1週間そのような状況がずっと続いて、38、9度ぐらいがずっと続いていた。怖くて、次の土曜日(31日)には嫁さんにパルスオキシメーターと、経口補水液を買ってきてもらって、家にあった体温計、それだけです。これだけで1週間」と明かした。
陽性が発覚した時点では「基礎疾患もなくて、健康そのもの。まさか自分が…。軽症で終わるだろうなと思っていた」という。しかし、「ずっと熱が上がってきて、怖くて。土曜日の夜には救急車を呼んだんですけど、パルスオキシメーター(の数値)が92まで落ちて、苦しさも半端じゃなかったので、呼んだんですけど、その時は『80台じゃないと、入院できない』と。だから、諦めて…。救急隊員の方も『申し訳ございません』って戻っていく姿を見て、『こちらこそ、申し訳ございません』って」と回顧。さらに「それが1週間続いて、パルスオキシメーターが90になった。本当に苦しいから呼んでしまったんですけど、それでも『無理なんです、80台にならない』と。でも、その間に、1度だけ先生に見てもらえたんです。その先生の声で、聞いてもらっただけで安心できた」とした。
当時の心境について「生きた心地(がしない)というか、恐怖というか。自分が57年生きてきて、一度もこんな苦しい状況になっていない。連れていってもらえないという、見捨てられた(気持ちだった)。この国はもう助けてくれないのかなっていう寂しさ。こんなこと言っていいのかわからないけど、その時はそういう気持ちだった」と振り返った。