古舘伊知郎「大越さんは僕のことを意識している」と思うワケ 報ステ新キャスターへ絶賛の嵐
2021年10月09日 22:40
芸能
大越氏の第一印象について、パチンと手を叩きながら「切れ味いいな!多少ねぇ~力んじゃって肩に力が入っちゃってるなと思ったけど、けなしてるんじゃなの。人間らしくていいよ、そのぐらいの方が」と古舘節で絶賛。「語り口がまろやか」「凄くいい切れ味だった」と絶賛の嵐だったが、「ひとつね~…」とアドバイスも忘れず。ニュースの切り替わりがNHK仕込みで行儀が良すぎると指摘。もう少しフランクな切り替えがいい意味の民放らしさだと説いた。
その直後に「そんなこと、俺が言うことじゃないし…」と謙遜する古舘にスタッフが「いや、いいんじゃないですか先輩ですし」とフォロー。すると突然「いや、大越さんはねぇ~僕のことを意識していると思うよ」と話し始め、「どこかのネットニュースのインタビュー記事にね~『誰を意識しますか』といった質問に久米さんのことを言ってたの。久米さんという人はニュースショーを築いた人で素晴らしい切りこみで…的な発言をしていて、古舘のふの字も出なかったの。俺ちょっとうれしかったの。意識されてるな~と思って」と熱く語った。
“大越氏が意識している”と受け取った理由として、「悪いけどひと昔、ふた昔前のキャスターを話題に上らすなんて、こんな無難なことはない。一つ前のキャスター(自身)のことを生々しく言わないで、こっちの無難な方にいったなと思ったの。ということは俺を避ける、俺を意識したなと思ったの」と説明した古舘。そして「ジャーナリスト上がりじゃない俺はノーマークなのかは分かんないけど。“自意識過剰のこのバカ”って言われるの承知で言ってんだけど」と自分自身へのツッコミも忘れず、古舘流マシンガントークで古巣の新たな門出、そして大越キャスターの新しい挑戦にエールを送っていた。
古舘は2004年4月に「ニュースステーション」の後継番組である「報道ステーション」の初代メインキャスターに就任。12年という長きにわたり「報ステの顔」として活躍。15年12月24日に降板を発表し、翌16年3月31日をもって正式に降板した。