バイク、スキー、オーディオ…趣味も「求道者」の小三治さん 三遊亭円窓「噺家がやらないことに熱中」
2021年10月11日 05:30
芸能
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バイクはヤマハ「XJ750E」やホンダ「ゴールドウイング」など大型車を乗りこなした。落語家仲間でツーリングチーム「転倒蟲(てんとうむし)」を結成。北海道をツーリングしたこともある円窓は「びゅんびゅん風を切っていた。自分は原付バイクに乗ったことはあったけれど、大きいバイクは経験がなかったから怖かったよ」と懐かしんだ。40代でけんしょう炎を起こしてから乗らなくなったという。
落語界で孤高の存在となってからは、周囲から「怖い」と思われることもあったが「情に厚く、懐深い人だった」と事務所関係者。他の落語家や文化人らと俳句グループ「東京やなぎ句会」をつくったり、一門の落語家で草野球チーム「ヨタローズ」を結成するなど面倒見も良かった。
円窓は2人がまだ前座だったころ、壊れた腕時計を小三治さんに預け、一晩のうちに直してくれたという思い出を披露。「こんなことにも詳しいのかと思いましたね」としつつ「翌日に時計を返してもらったら“ちなみに部品はこんなに余ったよ”とたくさんの部品を渡されちゃってね。洒落(しゃれ)が効いていた」と振り返った。芸人としても趣味人としても常に一流であり続けた。