桐谷健太 三船敏郎賞に「すごく、すごく、本当にすごく嬉しい」 思い入れも縁もあった賞を最年少受賞
2021年10月17日 19:06
芸能
桐谷は5歳の頃から役者の世界に憧れた。普段から眼がギラギラ輝かせていたことから、その眼光の鋭さに「三船敏郎みたい」と言われたそうだ。「10代の頃から親近感があった」という。
9月に東京・明治座で、10月には大阪・新歌舞伎座で、黒沢明監督作で三船敏郎さんが主役を務めた映画「酔いどれ天使」(1948年)を舞台化した作品に出演。三船さんが演じた戦後の闇市の顔役・松永を桐谷を演じている縁もある。「強いつながりがあると感じてます」と桐谷。「日本でも、世界でも通用する、感動を与えられる役者になります」と決意を語った。
選考委員を務めた三船さんの長男・史郎氏(70)も「(舞台で)桐谷さんが演じた松永役。若い頃にギラギラした眼をしていた父を思い出した。黒沢さんも、父も喜んでると思う」と桐谷を称えた。
桐谷は02年、テレビドラマ「九龍で会いましょう」で俳優デビュー。07年に「GROW愚郎」で映画初主演を果たした。11年には第35回「エランドール賞」新人賞を受賞している。