市川海老蔵 長女・市川ぼたんの“連ドラデビュー”に「“崖から突き落とす”というか教育の一環」
2021年10月23日 13:31
芸能
今回の出演について「女優さんといったら、まだおこがましいんですけど、われわれの世界は麗禾、もしくは市川ぼたんは私の芝居の中で出る場合は倅(せがれ)もそうですけど、舞台も用意されていて、みんなが付き添って、いろいろ手伝いして、みんなで舞台を作っていく、お膳立てされているわけです。それは、歌舞伎の世襲の中では重要な経験値です。彼女はその道と共に、女優の道ももちろんあると思うので、オーディションもあったんで、『連獅子』でいう“崖から突き落とす”というか、『今回は1人でやってみなさい』と。やっぱり、歌舞伎の世界だとみんなフォローするんで、それはありがたい、いいことなんですが、そうじゃないものを感じなさい、ある意味、教育の一環として挑ませていると思う」と経緯を明かした。
「彼女もそれに対して、かなり面食らっていて、『パパと一緒にいる時の仕事とは違うね!』『大変だ』と。チラホラ聞くので、良かったなと」とも。「もう撮影は何回かやっていますので、彼女の中で今までのと違うと。舞台の場合はギリギリでもちゃんとできるように、きちっとフォローしてる。テレビの場合だと待ち時間がある。NGも出る。何十回もやるわけですよね。そういうこととか。私が信長を演じた時に、広瀬すずさんの幼少期を演じたんです。私と一緒の番組なので、そういうことがないわけですよ」と父が一緒の時とは違う環境に戸惑いもあったというが、「最初は苦しんでました。ですけど、子どもって言うのは順応性がある。親は甘やかしちゃいけないなと」としみじみ。「厳しい環境に投げてやる。そうすると、彼女は今、耐えて、今楽しくなってきてるみたいです。『行きたい!』って気持ちになっている。一時『行けない!』って言ってたけど、それも乗り越えた。そこは『行けない』って時は『行くのやめようね!』って親が言っちゃいけない。『知らない知らない、お前が決めたんだから、やり切れよ!』っていうと、順応してくるのが人間の能力。彼女は育成中」とした。
一方、勸玄くん(8)についても「どういうお仕事いただけるかわからないですけど、崖から落とすことを考えないといけない」とも。17年に亡くなった妻・小林麻央さん(享年34)が健在でもそういう判断をしたか?との質問には「僕はそういう教育方法です」と言い切った。